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序章 日本とキリスト教の関わり

 

  日本とキリスト教の関わりについて調べることで、日本人の思想を深めることが可能だと思います。

 

第一節 キリスト教について
 キリスト教(基督教、Christianity)は、仏教・イスラム教と並ぶ世界三大宗教の一つです。
 キリスト教は、ナザレのイエスという人物をキリスト、すなわち救世主と信じる宗教と呼ぶことができます。ユダヤ教を母体とし、1世紀中ごろにパレスチナに起こり、4世紀末にローマ帝国の国教となりました。現在は、欧米を中心として世界各国に広まっています。
 キリスト教徒は、イエス・キリストが神の国の福音を説き、人類の罪を救済するために自ら十字架にかけられ、その後に復活したと信じています。その多くの宗派(正教会・東方諸教会・カトリック教会・聖公会・プロテスタントなど)は、「父と子と聖霊」を三位一体として信仰しています。

 

第二節 日本におけるキリスト教の歴史
 日本におけるキリスト教伝来は、5世紀頃に中国で景教と呼ばれたネストリウス派キリスト教が伝わったという説があります。しかし、根拠がはっきりしているとは言い難いため、イエズス会のフランシスコ・ザビエルによる布教が、日本への最初の伝来と言われていたりします。
 戦国時代の1549年に、ザビエル達イエズス会の宣教師によって日本へのキリスト教の布教活動が開始されました。
 織田信長は宣教師を庇護しました。豊臣秀吉は当初は布教に寛大でしたが、キリスト教徒が仏教徒や神道徒を迫害したためにバテレン追放令を発布し、やがて弾圧を開始するようになりました。徳川家康は当初キリスト教を黙認していましたが、後にキリスト教を禁止しました。以降、江戸時代の末まで、隠れキリシタンと呼ばれる人々が密かにキリスト教の信仰を伝えていました。
 明治維新後は、キリスト教の布教許可が(完全ではなかったものの)法的に保障されていました。戦国時代はカトリックが主でしたが、明治以降はプロテスタントなどの各宗派が布教活動を行いました。
 第二次世界大戦時は、キリスト教も他の宗教と同じく戦争協力を命じられ、断った団体は弾圧されました。第二次世界大戦後は、ほぼ完全な形でキリスト教の布教が法的に認められるようになりました。
 現在の日本人のキリスト教徒の割合は、全宗派を合わせても1%程度と言われています。これは他の先進国と比べて、非常に低い割合になっています。
 そのため、日本人がキリスト教とどう関わってきたかを調べることで、日本人の思想を深めることができると思われるのです。

 

 

 

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