『天邪鬼辞典』「わ~ん」
≪わ≫
【わがまま】
うまくは説明できないが、天邪鬼とは違うと断固として抗議したい。
≪を≫
【を】
日本語の仮名の1つであり、現代では「お」と同じ音韻である。現代仮名遣いでは、格助詞の「...をする」以外では使われず、「を」の仮名で表記していた言葉は「お」と書くように定められているようだ。
その規則に従うなら、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する渚カヲルという人物は、渚カオルになるはずである。しかし、渚カヲルという名前は、「シ者(使者、死者)」を「渚」と表し、「オワリ」という言葉を五十音順で1字後にずらして「カヲル」とした言葉遊びなのである。なので、OKなのだ。
ときに言葉遊びは、言葉規則に勝る! これぞ、言葉の豊穣性!
≪ん≫
【ん】
日本語の仮名の1つであるが、現代語では「ん」より始まる単語は存在しない。そのため、しりとりでは、最後に「ん」の付く言葉を言った者が負けというルールになっている。
日本語以外から「ん」で始まる言葉を持ってきて、負けを回避することができそうだ。
ただし、それをやってしまうと微妙な空気になること請け合いなので、天の邪鬼であっても決してお勧めできないのである。
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