2014年7月アーカイブ

 Mr.Chilrenの「光の射す方へ」です。

 前回の「終わりなき旅」とは、歌詞のテーマが繋がっているそうで、

 ライブでは続けて演奏されることが多いそうです。


 誰を信用して 何に奮闘して この先歩けばいい?
 デキレースでもって 勝敗がついたって
 拍手を送るべき ウィナーは存在しない


 うわ~~って感じですね。

 人生には、デキレースの勝敗とは異なった次元において、

 戦わねばならないときがあるのです。

 


 月夜に歌う虫けら
 羽を開いて 光の射す方へ


 そこは、レールの引かれた場所での戦いではないのです。

 ですから、そこで光の射す方向へと進むということは、

 まさに蛾が炎に突っ込むようなものなのかもしれません。


 限りあるまたとない永遠を渡って


 蛾が意識的に炎に突っ込むのだとしたら、

 それはきっと、

 限りない永遠ではなくて、

 それはきっと、

 限りあることを知っている永遠へ向かって。


 Mr.Chilrenの「終わりなき旅」、良い曲ですね。

 Mr.Chilrenは名曲ばかりですが、この曲もかなり好きです。


 カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
 また光と影を連れて 進むんだ


 あ~~~~~、分かるなぁ。

 なんか、分かるんだよなぁ・・・。

 命を削って、進むんだよ。光と影を連れてさ。


 心配ないぜ 時は無情な程に 全てを洗い流してくれる


 うわ~~~~~、そうなんだよなぁ。

 そうなんだよ。そうなんだよ。


 閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて
 きっときっとって 僕を動かしてる
 いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしたい
 もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅


 人生とは、終わりなき旅なのです。

 現に存在している者は、自身の死を死ぬことができないため、それは終わらない旅となります。

 でも、想像してしまうだろう?

 他者の死を自らに投影してしまうから。

 他者の死を自身に組み込み、自身の死を他者に組み込んでしまうから。

 だから、終わらない旅は、どこかで終わってしまう。

 それを想う、終わりなき旅。


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