お勧めの本
お勧めの本として、初心者・中級者・上級者でそれぞれ10冊を選んでみようと思います。この場合分けは、単純に読みやすさです。内容の重要度で言えばすべて素晴らしく、甲乙はつけがたいというのが正直なところです。ただ、内容が素晴らしくても、読みやすかったり、ある程度の予備知識がないと読みにくかったりしたりします。本の厚さによっても、手に取る心理的な負担は違ってくるでしょう。そのため、読みやすさという観点から、場合分けして、それぞれ10冊ずつ紹介しようと思います。
【初心者編】
予備知識なしで読むことができる書籍です。読みやすいですが、どれも重要な文献です。
・『論語』孔子
・『孫子』
・『ゴルギアス』プラトン
・『万葉集』
・『方丈記』鴨長明
・『君主論』マキャヴェリ
・『日本の心』小泉八雲(講談社学術文庫の選集)
・『朝の影のなかに(明日の蔭の中で)』ヨハン・ホイジンガ
・『ひらがなでよめばわかる日本語』中西進
・『靖国のこえに耳を澄ませて』打越和子
【中級者編】
少し難しいかもしれませんが、読んで損はありません。頑張って挑戦してみてください。
・『竹取物語』
・『古今和歌集』
・『五輪書』宮本武蔵
・『痩我慢の説』福沢諭吉
・『先祖の話』柳田国男
・『ドン・キホーテ』セルバンテス
・『ガリヴァー旅行記』スウィフト
・『ロビンソン・クルーソー』ダニエル・デフォー
・『ロボット』チャペック
・『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ
【上級者編】
難しかったり、長かったりして、少し読むのを躊躇するかもしれない本です。しかし、頑張って読めば、それに見合う何かを得ることができるでしょう。
・『風姿花伝』世阿弥
・『正法眼蔵』道元
・『葉隠』山本常朝、田代陳基
・『意識と本質』井筒俊彦
・『知性の構造』西部邁
・『倫理とは何か』永井均
・『フランス革命の省察』エドマンド・バーク
・『個人と社会―人と人びと―』オルテガ
・『美徳なき時代』A・マッキンタイア
・『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー
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