休みなので色々と本を読み返してみる

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 大晦日ですが、大掃除もろくにせずに一度読んだ本を読み返していたりします。

 読み返していると、いろいろと新たな発見があって面白いです。

 

(1)『表現者52』の「誤解された思想家たち ルネ・デカルト(小浜逸郎)」

 p.152の「われ思う、ゆえにわれあり」の論理のところをもう一度読み返してみましたが、やっぱりおかしいです。私の頭では、どこがどうおかしいかすら分かりません。小浜氏の言っていることが正しいとするなら、人類史に残るレベルの哲学的業績を打ち立てたことになると思うので、ここの論理が分かる方がおられましたら是非とも教えてください。


(2)『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー

 論文を書くために読み返していますが、一度目よりも面白く読めました。一度目は納得できないところばかり目がいったのですが、二度目は参考になる部分も余裕をもって眺められるようになったからだと思います。


(3)『経済学の犯罪』佐伯啓思

 やっぱり面白いですね。参考になります。


(4)『神やぶれたまはず』長谷川三千子

 一度読んだときに、これで一論文書けるなともくろんでいました。休みで時間が取れるようになったので、読み返して論じてみようと思います。
 それにしても、名著ですわ。論理展開が素晴らしいです。佐藤健志氏の『震災ゴジラ』などより、断然こっちを推薦します。



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