『仁義なきキリスト教史(筑摩書房)』架神恭介

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 『新約聖書』におけるキリスト教史を、やくざ風に小説にした作品です。

 小説だから分かりやすいかというと、やくざ言葉がわかりにくいという斬新な作品です(笑)

 ヤハウェ大親分、パネェっす。

 作者はあとがきで、「キリスト教の歴史というものは、追っていてあまり楽しいものではない」と述べているが、同感です。

 作者は、『旧約聖書』のルツ記やヨナ書、『新約聖書』のヤコブ書には肯定的な評価をしていますね。キリスト教史が楽しくないと言っている人の意見だけに、参考になるかな。


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