少し前の本ですが、ハイエクについて少し調べているなかで本書を見つけ、ちょっと読んでみました。
<p.156>
私の持論の繰り返しになりますが、普通の人に究極的な自由を与えるには相続税をゼロにし、所得税を一割と定めることが最短の道です。税金が所得の一割程度であれば、それを国家がどう使おうと大した影響はありません。それぐらいのことをやらないと、官僚統制からわれわれは自由になれません。
→ すさまじいですね(笑) 官僚制をなくしてどうするんでしょうか・・・。
<p.196>
ケインズはハイエクの友達でした――政府の大規模な公共事業が巧みなタイミングで実施されることで解決できるのだと信じている人もいるが、これは自由競争の領域に深刻な制限をもたらすかもしれないとハイエクは警告を発します。このころからハイエクはケインズに疑念を持っていたようです。日本に来たとき絶えずケインズを批判し、ケインズが今生きていたら私のいうことを聞いたはずだということを何度も話していました。
→ 今現在ケインズが生きていたら、ハイエクは私のいうことを聞いたはずだと言ったかもしれませんね(笑)
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