タイトル買いしたのですが、予想以上に面白くためになりました。危険な取材にいどむ覚悟もすごいですが、その考察も素晴らしい!
世界中を取材対象にしているため、日本に住んでいると出会わないような事態に遭遇し、新たな視点から考えさせられる。例えば著者は、「別に間違っていても構わないが、私の感覚では海外の観光地や道端で積極的に声をかけてくるやつは100% 詐欺師だと思っている」と書いている。この洞察は非常に重要だと思います。
終盤で著者が「人を殺すのは思想なのだということだ」と語ります。その言葉は、やはり、重いのです。
良書です。読む価値ありです。
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