2014年12月アーカイブ

『表現者58』

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 本号の特集は、<「ポツダム」を超えて>です。

 特集テーマが良かったことも要因の一つだと思いますが、本号は良記事がたくさんありました。

 以下、気になった記事にコメントしてみます。


<鳥兜>

 一九三○年代の大恐慌時の対策は、金融緩和・財政出動・経済統制だったことが指摘されています。アベノミクスの三本目の矢は、まったく逆なのですね。つまり、人類は知的退化しているってことですね。


<憶い出の人々 最終回 「みんな死んでしまった」>西部邁

 論理性の裏に、感情の発露が見えるような気がします。最終回ということで、すさまじい内容になっています。「宗教団体で教祖を名乗った者はすべて詐欺師である」との暴言は、私もおもわず言ってしまいそうです(笑)。


<「ポツダム体制」とアメリカ帝国主義>柴山桂太

 非常に高度にまとまっています。情報整理および分析のレベルが素晴らしいです。


<日本人の内なる「ポツダム」を超克せよ>富岡幸一郎

 今年の連合軍のノルマンディー上陸作戦七十周年の記述は、注目に値します。原爆投下のシーンに、プーチンは十字を切り、オバマ大統領はガムを噛みながら拍手していたというのです。これを感情的に判断するのは危険でしょう。ここから分かることは、プーチンは一流の政治家であり、オバマは二流以下だということです。


<ポツダム宣言の就縛>佐伯啓思

 やはり佐伯さんの民主主義への洞察は見事です。戦後民主主義には、タブーが存在するというのです。そして、民主主義は全体主義を内包しているというのです。これは、重要な指摘です。



 トマ・ピケティの『21世紀の資本』を読んでみました。

 分厚いっすね(笑)。

 内容については、ちょっとだけ論じてASREADに投稿しました。

 話題作なので、ネタが被りそうですね。

 一応、昨日の夜に投稿したので、それ以降に発表されたものとは無関係です。

 パクリとか言われないように、一応言っておきます。

 

 しっかりした本は、やっぱり参考になります。

 お値段もそこそこですが、買って損はないと思います。

 

本を買うのです。

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 今日も、本を買いました。

 ピケティの『21世紀の資本』も買ってしまいましたよ。

 いろんな人が、いろんなことを言うでしょうから、それを傍目に私はゆっくりと読みます。

 その他にも買って、今日は計6冊買いました。

 一万円超ですね。

 社会人の財力万歳ですね。

 学生の頃は、こんなに好き勝手に本を買えなかったですからね。

 でも、学生のときは大学の図書館とか使えましたけどね。

 やっぱり、大学の図書館とか、素晴らしいですよね。

 絶版書とかも、簡単に読めますし。

 まあ、一長一短ですね。


実家で本の整理

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 実家に寄っていたので、本を整理しました。

 実家に本を大量に置いているので、帰省するたびに文句を言われていたのですよ(笑)。

 本の整理といっても、要するに、捨てる本を選ぶわけですね。

 捨てる本を選ぶって、なかなかの苦行ですよね(苦笑)。

 ひとまず、ダンボール6個分を捨てる本として整理しました。

 売れるかどうかは、親に任せます。

 かなり減ったので、これで文句の量も減ることでしょう。

 

 私は本を読むとき、線を引いたりしているのですが、その部分をWordなどにタイピングするなどして、重要な箇所を抜き出してから、泣く泣くその本を捨てるということもします。

 この作業って、かなり疲れます(苦笑)。

 今思うと、なぜ線を引いたのか分からなくなっているところもあります。

 昔の自分は、今の自分とは違う人物なのですよ。

 もう、あの頃の気持ちには戻れないのです(しみじみ)。