保守主義の分岐点

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 う~む。自分で言うのもなんですが、管理人モトが考えていることって、あさっての方向へ突っ走っている気がします。さすが自称・孤高の思想家だな。実際のところは、ひとりぼっちの思想家だろ、とノリツッコミをしてみる。

 それで今回は、保守主義について、ちょっと考えてみたりしたのです。もう少し煮詰まったら、『保守主義への挑戦状』に論文として追加するかもしれないし、しないかもしれない。
 保守主義って、簡単に言うと以下のような構成になると思うんですよ。

 

 保守主義 = バーク由来のイギリス流の考え方 + 国際主義

 

 この考え方を基に、現代日本の保守論客について少し考えてみたいのです。例えば、西部邁さんや、佐伯啓思さんや、中野剛志さんなどですね。これらの超一流の人物と、管理人モトを同じ土台で論じようとしているので、不敬罪に相当しますな(笑)
 これらの人物って、次のような関係が成り立っていると思うんですよ。


<非日本的>

|中野剛志(=保守主義者?)
| → 日本的なものに無関心
| → 普遍的な真理に関心
| → でも普遍主義でなく国際主義

|西部邁(=保守主義者)
| → 国際主義
| → イギリス流の保守思想を日本へ根付かせる

|佐伯啓思(=保守主義者)
| → 国際主義
| → まず西欧的なものの探求
| → 後に日本的なものを探求

|モト(≠保守主義者)
| → 日本的なものに関心
| → 日本の伝統的な世界観に立脚(国際主義とほぼ同じ)

<日本的>


 あえて各論者の共通点を挙げれば、国際主義(インターナショナリズム)に立っている点は同じだと言えそうです。国際主義っていうのは、各国は、各国ごとの独自な文化を持っており、お互いにそれを尊重しようという考え方のことですね。でも、そこから目指すべきものについては、けっこう個人差がありますよね。
 私が特に注意して論じたいところは、バーク由来のイギリス流の考え方を、日本に導入することの是非についてです。まあ、私自身の考え方は、本HP内で示しています。ざっくり言うと、バークの考えで良い部分というのは、すでに日本思想の中にあるものだし、バークの考えでおかしなところは、受け入れないってだけの話なんですけどね。
 バーク由来のイギリス流の考え方に対し、どのような態度を取るかによって、保守主義者か否かが分かれるところだと思うんですよね。

※ 間違いや反論や異論がある場合は、ご指摘くださると助かります。論破されれば謹んで訂正させていただきます。

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