「重要な論点」について

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 藤井聡さんの「重要な論点」では、アベノミクスにおける経済政策について語られています。

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2013/10/29/fujii-61/

 金融政策と財政政策の組み合わせが、見事に4パターンで示されています。

 藤井さんは、ご自分で述べておられるとおり、次の(4)のタイプですね。

 

 (4)第二の矢こそが「必要」だけど、それだけでは金利が上昇するリスクがあり、クラウディングアウト(ひいては、それを起因としたマンデルフレミング効果)を起こすことから、過剰の金利の変動を抑止するためにも金融政策が「必要」である。しかも、金融緩和はマーケットの期待に肯定的影響を及ぼし得るため、一定程度の水準は「有効」である。
 ただし、十分な需要を創出しないままに行う金融緩和は、金融バブルやその崩壊という「金融危機リスク」が高まるため、金融政策は適切な水準で行うことが必要である。(財政・中心主義者)
 

 

 私も、この(4)に賛成です。

 それにしても、藤井さんのこの論理性、素晴らしいですね。

 金融政策と財政政策の組み合わせは、どこかでまとめないとなぁと思っていたけど、こうやって素晴らしい水準で示されると嬉しいですね。

 私は、自分で納得できるなら、自分で産み出した意見でなくても、他人の意見でも全然構わないのですよね。というより、自分で苦労せずにすむので、分かりやすく正確に述べてくれてありがとうという感じなんですよね。

 この藤井さんの意見は、冗長に感じられるかもしれませんが、恐るべき論理性に基づいた意見の表明なのですよね。私も理系人間だからなのか、こういった思考や語り方は好ましく感じるのですよね。

 まあ、このあたりの経済政策の意見については、ちょっともやもやしていたので、こういう風にしっかりとした見解が示されるのは助かりますね。

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お久しぶりです。 
twitter埋め込みボタンを見つけたので、使わせてもらいましいた。
これからも度々使わせていただくことになるような気がします。
よろしく!

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