書きやすい文章について

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 文章を書くときは、他人の文章をたたき台にすることは、よくあることです。

 そのとき、基となる文章によって、書きやすかったり、書きにくかったりするのですよね。


 書きやすい文章というのは、理路整然と論理が展開されていて、なおかつ、少しだけ私と意見の相違があるような場合です。

 そのときは、その相違について、議論にそって丁寧に論じていけばよいからです。

 その相違点について思索することで、より深い思想にいたることが出来るような気がするのです。


 一方、書くのに困るのが、反論しようがない文章ですね。

 そのような文章は素晴らしいのは当然なのですが、感想を書くにしても「その通りです」と言うだけで、特に何か付け足すこともできず、褒めるだけになってしまうのですよね。

 そこで、もう少し間違ったこと書けや! と、とても非人道的なことを思ったり思わなかったり(笑)


 さらにさらに、ものすごく書きにくいのは、間違いだらけの文章ですね。

 間違いを指摘するにも、相手の論理がメチャクチャだと、まともな反論すらできなくなってしまうものなのです。ですから、間違いが一定数を超えているような文章は、相手にしたくなくなるのですよね。


 そういった意味で、最近書いていた文章は、かなり大変でした(笑)

 何の文章かは、そのうちASREADに掲載されると思うので、そのとき分かると思います。

 ナショナリズム論とは、別の論稿の話です。


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