関岡英之氏援護射撃特集についての何か その5

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 今回のような言論戦では、あらゆる状況を想定しておくことが必要です。勝利パターンや敗北パターンなどは、割と簡単に考えることができます。その様々なパターンについて、対応すべき方法を予め考えておくべきです。
 特に移民国家化の阻止などの大きなテーマにおいては、今回のことなど局所戦に過ぎません。その大枠から見た場合、安易な勝利など落とし穴になる可能性すらありえます。言論戦は、長期的な視野に立って行うべきなのです。そして、その長期的な視野で考えたとき、たとえ敗北したとしても、その敗北は、次の戦いへの布石に使えるということが分かるはずです。
 最後に、もう一度三つの問題点を見てみましょう。


(I)誠実な知識人の言論生命が危機に曝されているということ
(II)移民国家賛成派を利する状況を生んでしまったということ
(III)編集権によって主張の方向性が変えられてしまったということ


 問題点が複数あるということは、その問題点の組み合わせのバリエーションによって、多角的な戦略が可能になるということです。冷静に着実に駒を進めておいて、相手の出方を想定し、変化する状況を踏まえ、できることを一つずつこなしていくのです。


(ひとまず終わり)

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