ソクラテスとイエス・キリストは、二人とも死刑になりました。
でも、そこにある思想はまったく違うものですね。
ソクラテスもイエスも、自身では著作を残していません。
そのため、弟子の残した本から彼らの思想を推測するしかありません。
細かいことを色々といってもしょうがないので、簡単に参考文献を紹介しておきます。
まずはソクラテスは、プラトンの『ソクラテスの弁明』と『クリトン』を読むのが良いでしょう。
岩波文庫から出ているし、他の出版社からもいろいろと出ています。
イエスの方は、『新約聖書』の4福音書ですね。私は「新共同訳」のやつを読んでいますが、これもたくさんあるのでお好きなものをどうぞ。ネットでもけっこう読めますね。
4福音書の中の『マタイによる福音書』には、次のようなイエスの台詞があります。
わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。わたしは敵対させるために来たからである。
わたしよりも父や母を愛する者は、わたしにふさわしくない。わたしよりも息子や娘を愛する者も、わたしにふさわしくない。また、自分の十字架を担ってわたしに従わない者は、わたしにふさわしくない。自分の命を得ようとする者は、それを失い、わたしのために命を失う者は、かえってそれを得るのである。
すごい台詞ですよね。
この台詞を、どうとらえたら良いのでしょうかね。
日本の平和主義者が、こういうところに抗議しないのはいただけませんね(笑)
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