信頼というファクターによって人を見るということ

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 信頼が大事だということは、言うまでもないことのように思われるかもしれません。確かにそうではあるのですが、やはり強調して言っておくことは重要なのです。

 まず、信頼という観点から他人を判断するというのは当たり前のような気がしますが、意外に難しいものなのです。理由はいくつかあります。そのすべてを網羅することは不可能ですが、ここでは二つほど指摘しておきたいと思います。

 一つ目は、自身の判断能力です。要するに、人を見る目があるかどうかという話ですね。そう言うと、何かセンスのようなものを求められている感じがしますが、経験と学習でけっこうなんとかなってしまう能力でもあります。他人を評価するパラメータは多数ありますから、自分の価値観によって、考慮するパラメータを考えていけばよいわけです。パラメータ・バランスを考慮して他人を評価していけば良いということです。私は、私なりのパラメータ・バランスがありますが、それは私の価値観ですので、皆さんは皆さんなりのパラメータ・バランスを考えていただく必要があるわけですね。そうは言っても、一般的に重視すべきパラメータというものもあって、そこら辺をどのように自身の価値観に組み込んでいるかが、その人の人生を左右してしまったりするわけです。

 もう一つは、自身の金銭的な状況になります。これって、けっこう重要ですよ。つまり、自分の衣食住において、ある程度の余裕がないと、信頼によって他人を判断するということが難しくなるということです。貧すれば鈍するというやつですね。ある程度余裕があると、信頼のあり方を考えたり、信頼のある方を選んだりすることが、現実的に可能になるわけです。余裕がないと、多少なりともリスクがあっても飛び込まなくならなければならなくなりますからね。


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