映画『えんとつ町のプペル』

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 映画『えんとつ町のプペル』を見てきました。十分に良作だと思いますが、点数を付けると75点かな。ちょっと辛口かもしれません。80点にしておこう。

 作中に出てくる通貨は、期限付きのクーポン的な発想ですよね。あと、通貨が腐らないからため込むという発想は、デフレ期に出てくるアイディアで、現代日本の問題が見えたりします。インフレだと通貨の価値が下がるので、経済政策的には、マイルドなインフレを狙うのが良いわけですね。

 作品のテーマとしては、いくつかの価値観が混在していて、けっこうまとまりがないように思えましたね。例えば、夢を信じるという価値観と、検証することの大切さを説く価値観が混在していたと思います。この二つって別物で、混じると思想的に混乱してしまうものなんですよね。そこらへんが曖昧なので、ちょっと評価が落ちる感じですね。

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