来住英俊さんの『キリスト教は役に立つか』(新潮選書)はなかなかに面白いです。
この本の中で、『カラマーゾフの兄弟』のイワンの「悪の問題」に触れた箇所があります。来住さんは「イワンの議論は鋭いもので、反論はほとんど不可能に思えます」と述べています。そうです。イワンの議論に対して反論は非常に難しいと言うか、ほとんど不可能に思えてしまうのです。
しかし、無謀にも反論を試みてしまう者もいるのです。
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