出版記念の100投稿(65)

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イワン・カラマーゾフ「一体この世界に、赦すという権利を持った人がいるだろうか? 僕は調和なぞほしくない、つまり、人類に対する愛のためにほしくないというのだ。僕はむしろ贖われざる苦悶をもって終始したい。たとえ僕の考えが間違っていても、贖われざる苦悶と癒されざる不満の境に止るのを潔しとする。」

はっきり言っておきましょう。イワンは間違ってはいないのです。

だからこそ、恐ろしい......。



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