人間は、多かれ少なかれ、何らかの思想を持って生きているわけですね。
思想とか興味ないって人でも、よく観察してみれば、既存の何らかの思想に近い部分を見出せたりできるわけです。
で、思想というものを問い詰めていくと、自己の思想的立場を表明するような瞬間があったりするものなのです。
人間は、自分の思想的立場を選ぶ瞬間があるかも?ということですね。
それで、その思想についてなのですが、注意点があるわけです。
それは、それぞれの思想には、それぞれの特色があるということです。
もっと言うと、思想の原理みたいなものがあったりするのですな。
そうすると、一旦その思想的立場を得てしまうと、直面した事態に対して、単にその原理を適用して満足するようになってしまうという陥穽があるのです。
例えば、何々派の何々主義の立場から、何々については評価できないとか簡単に言ってしまったりするようなこともあるわけです。
えっ? 『表現者50』の感想? まあ、参考にはなるかと・・・。
つまり、何が言いたいかというと、思想的立場を表明することには、少なくない危険性が含まれているということですね。
私自身も、自分の思想的立ち位置を日本の道の思想と表明していますからね。そこで、思想が凝り固まってイデオロギー(固定化された観念の形態)にならないように注意しないとね。
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